みずたま

心理、勉強、雑記、忘備録etc...

【コロナ対策】政府初動は間違い!?中国からの入国を拒否すべきだった!?

当エントリーでは「春節を目前にしてなお中国からの旅行客を入国拒否扱いにしなかった」という政府決定の是非を論じます。

「遊び目的なら入国拒否、仕事目的なら入国オーケー」こそ筆者の考える最終的な結論です。

筆者紹介

経営学部出身のなんの専門知識も持っていない一般人です。専門はWEBマーケティングです。いわば、ふつーーーの人ですね笑。

というわけで、本エントリーの内容は、素人の愚考にすぎません。

結論

初動段階において政府は旅行目的等、経済情勢全体に必ずしも致命傷を与えない中国からの渡航者については、全面的に、その入国を制限すべきでした。

しかし、仕事目的であったり、海路空路問わず、製品や部品を輸出入するといった物流目的での我が国への渡航に関しては、もちろん、十重二十重の検疫施策を徹底した上で、全面的に受け入れるべきです。

 

初動での意思決定

コロナの日本国内での蔓延を防ぐことだけに着目すれば『全面的な中国等流行地域からの渡航禁止措置』を早期に打ち出すのが最善策ですね。

俯瞰

しかし、コロナ対策だけに着目すればいい。というほど、国家運営は単純ではありません。少なくとも、<疾病対策><外交><経済>を俯瞰的に考慮しなければいけません。

外交・軍事

とりわけ、中国は隣国であり、GDP、軍事力は、既に日本を凌駕しています。そんな中国に「いい顔をしておくこと」は、外交上、あるいは、安全保障上、重要な要素と考えることができます。

経済・貿易

また経済面では、製品・部品の輸出入が滞る事態は避けたいものです。日本はIT産業では米国に大きく遅れており、製造業にダメージを与えるような政策は、是非とも回避したいところです。

まとめ

疾病対策だけに過度に注目した場合、安倍内閣の判断は、愚策と揶揄されるべきものです。

しかし、中国の急激な成長・中国が隣国であること・外交・軍事(安保)・経済(貿易)といった要素を総合的に勘案すると、「入国禁止措置」は、必ずしも最善策とは言えません。

安倍内閣春節を目前に、こうした俯瞰的な視座から意思決定を求められた際、コロナウィルスの脅威度(致死率、想定罹患者数など)を、正確に把握するための情報は、けっして十分なものではなかったでしょう。

その意味で、「どの程度まで封鎖措置を行うべきか?」という判断は、同時に、厳しい封鎖措置をすればするほど、外交・経済を犠牲するというジレンマとの戦いだったと考えられます。

故に、私は、一概に、安倍内閣の、初動は明白な失策であったという見方には、到底、賛成することができません。